アメリカ以外で仕事をしていて思うこと
COSO for Smaller Public Companiesのvol 2~4を参考にしながらELCの評価をしていて思ったのですが、アジア諸国のコーポレートガバナンスのモデルは欧米諸国とは違った共通性があるので、アジア諸国の企業文化やコーポレートガバナンスモデルに適したフレームワークの必要性を感じました。
例えば、アジア諸国では部下を信用して責任を任せる。。。という文書化されていないコントロールとなりえる統制活動のようなものがあります。よく言えばモラルの高い部下がいる、悪く言えば、部下に自分の仕事を丸投げする上司。。という構図になりますが、これが丸投げでなかった場合に、統制活動とし評価ができる状況として、証拠を集めるにはどうしたらいいのだろう。
日本の学者の方々にはCOSOを訳して、ちょこっと手を入れただけの「世界初の試み」など自画自賛するような安易なお仕事で満足することなく、もうちょっと頭を使って、アジア諸国を念頭とした内部統制の評価をやりやすくするフレームワークを構築していただきたいと思います。
検索したら、こんなのが出て来ました。
http://www.ethicalcorp.com/content.asp?ContentID=4270